VR開発の概要とMeta Quest 2の設定

VR(Meta Quest 2)

近年、VRの利用が増えてきました。Facebook社のOculusなどさまざまなVRデバイスが販売されています。VRデバイスは、出荷台数も累計数百万台に上っており、社会で、ますますVRの期待や利用機会が増えていると思われます。VRの最大の特徴は、臨場感や没入感の体験といえます。具体的には、たとえば、以下の要素で成り立っていると思います。

  • 高解像度の両眼立体視
  • デバイスを付けた頭部の方向に合わせて、VRの視覚方向も動かせる
  • ポインティングデバイス(コントローラー)などによる直感的な操作

VRデバイスの利用については、諸説ありますが、おおむね13歳未満の子どもの脳の発達や健康への影響が懸念されています。年齢や健康状態によっては、VRデバイスの利用が非推奨とされることが一般的なので、注意してください。

Meta Quest 2向けコンテンツの開発の概要

本教材では、最新のVRデバイスとして有名なMeta Quest 2を用いて、韮山反射炉のアプリをVRで体験する方法を説明します。なお、Meta Quest 2の通常利用の初期設定(Facebookアカウントの準備・設定等を含む)は、すでに済んでいる前提で話を進めます。本教材では、開発用の初期設定と実装について解説します。

Meta Quest 2の開発のための初期設定

以下の手順で、Meta Quest 2を設定してください。

  1. Meta Quest 2のWindows向けのADBデバイスドライバをダウンロードし、usb_draiver>android_winusb.infを右クリックでインストールする。

  2. Meta Quest 2とペアリング済みのスマートフォンの操作画面から、Meta Quest 2の開発者モードを有効にします。

  3. 上記1.と2.の作業を行った後、PCにMeta Quest 2をUSBケーブルで接続する。「USBデバッグを許可しますか?」と表示されるので、内容に問題ないか確認のうえ、許可する。また、「このPCでのUSBデバッグを常に許可する」にチェックを入れると、次回以降の接続で、この表示が出ないようにできる。また、この後に表示される「データのアクセスを許可する」についても、開発について正しく動作させるために、「許可」を選んでおいたほうが良いと思われます。

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