課題:視覚的伝達

 この実習は、値の分類や視覚化に関するものです。以下の手順とGISオープン教材の領域分析の教材を参考に、完成例のような地図が作成できれば、実習完了となります。GIS初学者は、本教材を進める前にGISの基本概念の教材を確認しておいてください。

実習用データ

実習をはじめる前に、osakaをダウンロードしてください。

課題1_属性データの分類

 osaka_6kei.shpと、h29_population.csvを結合したデータを用いて、区ごとの65歳以上の人口の割合を示す地図を作成してください。作成する地図は、データに対して適切な表現が行われているものとします。

手順

  1. QGISでosaka_6kei.shpと、h29_population.csvを読み込みテーブル結合する。
  2. 人口総数(All)と高齢者人口(65-)の値を数値型に再計算する。
  3. 属性テーブルで高齢者人口の割合を計算した後、シンボルを調整する。
  4. プリントコンポーザーを開き、地図をレイアウトする。

課題2_カルトグラム

 課題1で作成したデータを用いて、区ごとの人口総数のカルトグラム(統計データに基づいて面積や距離を変形させた地図)を作成してください。

完成例

kadai

手順

  1. QGISでデータを表示し、ベクタ>Cartogramプラグインを起動し、数値型に再計算した人口総数の値を指定し、人口に応じた面積変形地図を作成する。
  2. レイヤのプロパティを開き値を色分けする。
  3. 地図をレイアウトする。

実習用データのソース

実習用データは、無償で利用可能なデータを加工して作成したものです。データのソースは、各ファイルのREADME.mdにまとめています。

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