タブレットを利用したベクトルデータの作成
この教材では、タブレットPC(Surface Pro)とペン型マウス( Surface Pen )を用いて、紙地図や空中写真からトレースしてデータを作成する方法について解説します。この操作は、マウスでも代用できます。QGISの初心者は、QGISビギナーズマニュアルを一読した後、学習をすることを推奨します。
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トレースによるポリゴンの作成
以下では、QGISのプラグインであるFreehand Editingを利用してフリーハンドでポリゴンを作成する手法について解説しています。
まず、プラグイン>プラグインの管理とインストール
からFreehand Editingプラグインをインストールする。
トレースをするために、位置情報を保持している画像を読み込む。以下では、sunayama.tif を使用して解説する。位置情報がついていない画像を利用したい場合は、空間データの教材を参考にジオリファレンスしたものを利用する。
編集用のポリゴンを作成するため、レイヤ>レイヤの作成>新規シェープファイルレイヤ
をクリックする。ポリゴンの作成時の設定は、空間データの統合・修正の教材を参照する。新規ポリゴンの座標系は、トレースしたいデータの座標系に合わせる。
出力したポリゴンを編集するため、①新規作成したポリゴンを選択する。② 編集モード(鉛筆アイコン)をクリックする。 ③Free Editアイコンをクリックする。
任意の形状のポリゴンを作成する(マウスの場合、長押しクリックした状態でポリゴンを作成する)。ポリゴンの作成時には、面が交差しないように注意する。解説では、植生のない部分のポリゴンを作成している。
ライセンスに関する注意事項
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