地形と土地利用のオーバーレイ分析(第5回~第7回)
この教材では、地形情報と土地利用情報を重ね合わせて、視覚的に重ね合わせ分析する手法について紹介します。以下に示す手順を参考に学習例と同じ図を作成してください。GIS入門者は、この学習を始める前に、[GISの基本概念]と[QGISビギナーズマニュアル]を利用し、GISの基礎をマスターしておくことを推奨します。この教材は、主に実習を対象としているため、用語や理論に関する解説を省略している箇所があります。各実習にあたっては、参照教材の上段にある講義用教材(GIScスライド)を一読してから学習することを推奨します。
学習目標
- GISデータのダウンロード手法を理解する
- 地形情報の可視化手法を理解する
- 空間座標系について理解する
実習1:土地利用データのダウンロードと空間座標の変換(第5回)
手順
1.[既存の地図データと属性データ]の教材を参考に、国土数値情報から土地利用データをダウンロードする。 2.[空間データ]の教材を参考に、平面直角座標系に変換する 3.[QGISビギナーズマニュアル]を参考に、属性テーブルに基づいた土地利用の色分けを行う。
実習2:標高データのダウンロード、空間座標の変換、地形情報の可視化(第6回)
完成例
- [既存の地図データと属性データ]の教材を参考に、標高データ(DEM)をダウンロードする。
- [ラスタデータの分析]教材を参考に、標高データ(xml)をGeotiffに変換する。
- [ラスタデータの分析]教材を参考に、空間座標の変換を行う。
- [ラスタデータの分析]教材を参考に、地形データの可視化(段彩図、陰影図、傾斜区分図)を作成する。
実習3:作成データと地理院タイル等を用いた視覚的分析(第7回)
完成例
- 実習1と2で作成したデータをQGISに読み込む。
- [QGISビギナーズマニュアル]を参考に、タイルレイヤプラグインを利用して、地理院タイルを読み込む(右図)。[ラスタデータの分析]を参考に、鳥瞰図を作成する(左図)。
- [ラスタデータの分析]を参考に、地形断面を作成するなど、実習1、2を踏まえて様々な情報を比較しながら、土地利用の特性について分析を行う。
動画で学ぶ
上記の手順を動画にまとめています。GISの操作に自信がない方におすすめの学習法です。動画はYoutubeで公開しているため、画面の大きさや再生速度等を調節して、ご利用ください。
準備中
この動画は、GIS実習オープン教材の内容を援用して作成したものです。教材の更新が動画内容の更新よりも優先されるため、紹介するサイトのレイアウト等が異なる箇所は、適宜GIS実習オープン教材を参照してください。動画内では、第3者の著作物を引用という形で使用しています。著作者からの異議申し立てがあった場合は、速やかに当該部分を削除します。