よくある質問とエラー

以下は、QGIS(2.8)の利用時や実習におけるよくある質問とエラーについてまとめたものです。

「よくある質問とエラー」ページの充実のためのアンケート

 本プロジェクトでは、教材の改良を目的とした任意アンケートを実施しています。「よくある質問とエラー」ページに追加してほしい項目や、本ページに対する意見・提案等を、アンケートに記入してください。

※ 本アンケートの成果は、教材の改良のほか、学会での発表等の研究目的でも利用します。また、本アンケートでは、個人が特定できるような質問は設けておりません。

QGISの基本操作

データ読み込みについて

  • .ZIPのファイルは解凍作業が必要
  • シェープファイルは複数のファイルの総称をいう(読み込みの際は.shpファイルを選択する)
  • 文字コードは、日本語の場合shift-JISかutf-8を選択(文字化けする場合は、「QGISのレイヤ>プロパティ>一般情報>データソースエンコーディング」より変更)

新規ベクトルレイヤと属性テーブルの追加

  • QGISで新規にラインやポリゴンを作成する場合は、作成後に右クリックが必要
  • データ型に注意し、新規レイヤや属性テーブルの追加を行う。

    「名称」はカラム名、「タイプ」はデータ型にあわせる、「幅」と「精度」は入力するデータによる。 「タイプ」・・・値が整数ならInteger、小数を含むならReal、テキストならStringとなる。 「幅」>桁数、「精度」>表示する小数の位

シンボル(ポイントやラインの形状)変更、ラベルの追加

  • ラベルは、プロパティ>ラベル から、ラベルにチェックをいれ、ラベルを表示したい属性テーブルを選択し、OKをクリックする

地理座標系と投影座標系

座標系 単位
地理座標系 緯度経度
投影座標系 メートル等

※ 座標系についてはesriジャパンの GIS 基礎解説が詳しい。

ジオリファレンス

ジオリファレンスの注意点:QGISの場合

  • GCPの位置が偏りすぎないようにする(まず、四隅をおさえる)
  • 5箇所程度GCPが取得で来たら、ジオリファレンスの開始をクリックする
  • QGISの操作画面に画像を反映させてから、細かい修正をするとよい
  • GCPテーブルのresidual(誤差)の値を確認し、大きすぎる値を消去するとよい
  • GCPを保存しておくと、次回も利用できる
  • GCPを付けた画像は、「名前を付けて保存」からGeoTIFF形式で保存する

プラグイン

タイルレイヤプラグインの注意点

  • QGIS>Webからタイルレイヤプラグインを起動し、設定から任意の場所に置いた.tsvファイルがあるフォルダを選択する。
  • 背景画像の表示は、座標系とズームレベル(拡大レベル)に注意する
  • 使わないタイルは、消しておくと表示がスムーズになる

測地座標系の変換

国土数値情報の変換

国土数値情報のデータは、世界測地系の緯度経度で提供されているため、平面直角座標系で利用する場合は、変換が必要になる。以下にその手順を示す。なお、本教材では、QGIS2.8がJGD2011に対応していない場合があるため、JGD2011のデータもJGD2000をとして扱っている。

まず、ダウンロードしたデータをQGISで読み込む。 読み込んだ際に、下の図のようなうウィンドウがでたら、JGD2000を選択し、OKをクリックする。 国土数値情報a

ウィンドウが出ない場合は、レイヤウィンドウ上で読み込んだレイヤを右クリックし、一般情報の空間参照システムをJGD2000にし、OKをクリックする。 国土数値情報a

以上のように、測地座標系の初期設定が完了させた上で、空間座標の変換を行う。空間座標の変換は、[空間データ]の教材を参照すること。 また、よくある間違いとして、空間座標の変換をプロパティ>一般情報から行うという例がある。QGISでは、プロパティから空間座標の変換はできないため、必ず名前を付けて保存から変換すること。

※日本のデータを利用して、平面直角座標系を使用する場合は、国土地理院の平面直角座標系のページを参照するとよい。

テーブル結合

 テーブル結合は、同じフィールドをもつテキストデータと空間データを結合する処理です。例えば、市町村の境界データと同地域の人口データを結合する場合、両データで一致する市町村名等の属性を用いて、データを結合します。以下では、QGIS2.8でテーブル結合をする手法について解説します。

空間データとテキストデータを読み込み、空間データのプロパティを開く。プロパティ>結合をクリックする。結合タブの+ボタンをリックし、結合するレイヤ(テキストデータ)と両者のデータの一致する属性が入っているフィールドを選択する(町丁目等で結合することもできる)。 table

OKをクリックした後、結合ができているかを確認するため、属性テーブルを開く。結合が正しくできている場合は、名前を付けて保存から、新規データとして書き出す。 table

ポリゴンの分割

 以下では、QGIS2.8でポリゴンを分割する手法について解説しています。

ポリゴンを分割したいデータを読み込む。ボタンが並んでいるグレーの個所で右クリックし、先進的なデジタイズのツールを表示する。編集モードをオンにし、下の図のアイコンをクリックする。ポリゴンを分割するには、分割したい地点の外側をクリックしてから、分割したい図形を作成する。図形の作成を終えるには、レイヤの外側をクリックした後、右クリックすると反映される。最後に、編集を保存し、ポリゴンの分割を完了させる。

polygons

ラインに沿ってポイント作成

 以下では、QGIS2.8を用いて、ラインに沿って、一定の間隔でポイントを作成する手法について解説しています。

プラグインの管理とインストールから、Locate points along linesプラグインをインストールする。インストールが完了したら、下図のようなアイコンが表示されるので、それをクリックする。

※以下では、50m間隔でポイントを作成するため、投影座標系のデータを利用している。 lines

表示された画面に、入力データ、出力するデータ名と点の間隔等を入力し、Runをクリックする。データが正しく表示できていれば、名前を付けて保存を行う。 lines

条件式による属性の分類

同区画内の複数の属性から最大のものを算出する

 下の図のように、区画ごとに複数の属性がある場合、収穫量の最も多い作物を示すには、新規にフィールドを作成し、ある条件式に基づいて算出する必要があります。以下では、その条件式を紹介します。

lines

QGISのフィールド演算機では、IF(論理式,TRUE,FALSE)を用いて条件式をつくることができる。以下は、全てが0の値を除き、それぞれの値が最大であれば、それに応じた属性を出力するというようにしている。

※フィールド名を日本語にするとエラーが起きるため、実際にデータを扱う場合は注意が必要となる。

IF(MAX( "米(t)" , "野菜(t)" , "その他(t)" )
=0,'',
IF(MAX( "米(t)" , "野菜(t)" , "その他(t)" )
="米(t)",'米',
IF(MAX( "米(t)" , "野菜(t)" , "その他(t)" )
="野菜(t)",'野菜',
IF(MAX( "米(t)" , "野菜(t)" , "その他(t)" )
="その他(t)",'その他',''
))))

基盤地図情報、数値標高モデルのダウンロード

基盤地図情報のサイトにアクセスし、基盤地図情報のダウンロードをクリックする。②ダウンロードサービスのページから、基盤地図情報数値標高モデルを選択する。③地図からデータをダウンロードするエリアを選択する(このとき、タブがDEMになっていることを確認しておく)。④ダウンロードファイル確認をクリックする。⑤全てのデータにチェックをつけ、まとめてダウンロードをクリックする。

ダウンロードしたデータは、GeoTIFFでないため、エコリスの変換ツール等を利用する(ラスタデータの分析の教材を参照)。

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